Yildiz Hamidiye Mosque
Istanbul, Turkey : イスタンブール・トルコ オスマン様式とネオゴシック様式の折衷でデザインされ、重厚な雰囲気のモスクの敷地内には同じ折衷様式の時計塔も建てられている。モスクはオスマン帝国のスルタンAbdul Hamid IIのために、アルメニア人の西洋建築一家Balyan家のSarkis Balyanによって造られたもので、隣接するスルタンの宮殿にも氏のデザインの邸宅が建つ。ドーム屋根自体だけはオスマン様式だが、ミナレットの先端、ゴシック様式のアーチ窓やファサードの冠のような3角形のオーナメントなど全体のシルエットは西洋的で、かと言って教会にも見えない絶妙なデザインである。礼拝堂のドームも少し変わっていて、すっくと立ちあがる4本のまっすぐな柱と多弁形アーチで支えられているのも特徴的。