Hagia Sophia Grand Mosque

Istanbul, Turkey : イスタンブール・トルコ 












トルコの首都イスタンブールでSultan Ahmed Mosque(ブルーモスク)と双璧を成す巨大モスクであり、「Hagia Sophia=聖なる知恵」と名付けれたビザンツ様式の歴史建築である。トルコ語ではAyasofyaと呼び、対外的にそのようにも呼ばれている。激動の時代を耐え、元々は栄華を誇ったビザンツ帝国時代に、キリスト正教会のMegale Ekklesia(大聖堂)として建造されたものであった。ラテン帝国の一時的な支配下でローマカトリック教会の時期があったが、正教会に戻った後もやがて、オスマン帝国の侵攻によって滅亡したビザンツ帝国の終焉を経てモスクへと転用されることになる。その後は世俗化した博物館となり、2020年にまたモスクに戻るという数奇な運命を経て今に至る。構造自体も現在のモスクとなる建造物の原型は3代目にあたり、初代と2代目は暴動で焼失、破壊されて残っていない。3代目の建造に当たって当時の最高峰の技術を集め、巨大な長方形で、メインドームとそれを挟んで2個の半ドーム、4本の柱とアーチでメインドームを支え、主身廊と2本の身廊、聖堂に入ることを許されない人々のためのナルテックスと呼ばれる細長い部屋で構成された基本的に現存している今の姿で完成した。現在でもヨーロッパで見かける標準的な長堂のバシリカ様式建築と、ドームを抱く正方形の集中式建築を融合させた「円蓋式バシリカ」と呼ばれることになる斬新な設計である。その後はしかしながらドームの崩壊、修復やバットレスを付け加えたりと段々と姿は変わっていくがおよそ現在の姿を保ってはいる。オスマン帝国時代になり、Mehmet2世によってキリスト教会から更にミンバルやミフラーブ、ミナレットなど付け加えられモスクとして運用されることとなった。最初に建てたミナレットはこれもまた崩壊してしまい、新たに建てた4本のミナレットが現存している。うち2本はオスマン帝国の天才建築家のミマール・スィナンによる。偶像崇拝を禁じたイスラームでもさすがにこの巨大建造物への畏敬の念からか内部の破壊はほとんどなかったようで、モザイクは漆喰で塗りつぶしていただけであったので現存している。ミフラーブが置かれている主身廊の一番奥、正教会の時代の至聖所(アプス)の頭上にある聖母子の宗教画は現在は布をかけて隠されている。イスラームは排他的と思われがちな宗教ではあるが、実は意外と寛容な部分も併せ持っているということもあるだろう。宗教とその用途の変化を繰り返し、建築自体もその変遷が多様で、複雑な歴史が絡む建築史上の最高傑作のひとつであろう。

ロケーション:トラムT1号線へ乗りSultanahmet駅下車後、徒歩10分。巨大な敷地内の公園を挟んでブルーモスク(Sultan Ahmed Mosque)のほぼ向かいの位置にある。

訪問:礼拝時間のみ不可。

撮影:外観・内装ともに制限なし。ドーム直下まで撮影可能。ただし、ミフラーブの直前だけは柵があり、礼拝者のみが入ることができる。





















Popular Posts

Al-Fateh Mosque

DIFC Grand Mosque

Assyafaah Mosque

King Fahad Mosque

Crystal Mosque

KLIA Sultan Abdul Samad Mosque

Sabah State Mosque

Karadjoz Bey Mosque

Sultan Abu Bakar State Mosque

Madinatul Islam Mosque