Kalenderhane Mosque
Istanbul, Turkey : イスタンブール・トルコ
中期ビザンツ様式で建造された東方正教会建築であるが、オスマン帝国によりモスクに転用された。原型は諸説あり不明。当時の首都名であるコンスタンティノープルは一時的にカトリック教会を擁する十字軍のラテン帝国に占領されていたため、正教会からローマカトリック教会として使用もされていた時期もある。構造は典型的なギリシャ十字形で造られた重厚な礼拝堂の形状のままで、そのためミフラーブは角度をつけて設置され絨毯の列を示す線もメッカの方向に合わせて示されている。内部のメンテナンスは過去の修復後、古い状態がそのままで維持されているような状態で地味な色合いながらも荘厳な雰囲気である。漆喰で埋められてしまっているが一部フレスコ画も残っている。