Sultan Abu Bakar State Mosque

Johor Bahru, Malaysia : ジョホール バル・マレーシア 






重厚な英領コロニアル建築のモスクが、シンガポールとの海峡を見下ろす小高い丘に建っている。寄棟造りの大きな屋根をもつ礼拝堂にメインドームはなく、天井はフラットである。礼拝堂は長方形で左右対称であるが、建物自体は庭を前から見て左側が長い。ミナレットは4本あり、うちメインの2本はファサードと裏庭の側玄関の礼拝堂に張り出している。大きなアーチで車寄せを造り、その上に小さなドームの載った8角形のミナレットが建つ。最上階には丸い窓、ドームには冠のようにキューポラが載り、ミナレットらしかなるイギリスの時計台風の荘厳なデザインであるが、インドのムガール・ゴシック建築の折衷も感じられる。礼拝堂への訪問はできなかったが、開いたドアから金色の天井を少しだけ見ることができた。名称となったSultan Abu Bakarはイギリスのビクトリア女王と関連が深く、その治世である、ビクトリア時代に影響された建築がジョホール州に多く造られており、このモスクもその影響下にある。その名を冠したモスクが完成したのは1900年のことであるが、本人は完成を待たず滞在中のイギリスで亡くなっている。

ロケーション:ジョホールバルの海沿いを走る大通り、Jalan Sultan Ismail沿いで、行きはJB Sentralのバスターミナルから徒歩で40分歩いた。ほぼ1本道で簡単だが、晴れていると日差しが強く、公共の交通機関であれば路線バスが走っているのでそちらの方が楽である。JB SentralからのバスはT31番のTaman Pulai Mutiara行きに乗り、モスクを少し過ぎた場所にある、Hospital Sultanah Aminahで下車。モスクは対面方向にあるので陸橋で通りを渡ることができる。帰りは余りの暑さにバスに乗ったが、モスクの門を出たら左にある屋根付きのバス停のポールサインではなくそれを過ぎてそのまま左へ歩き、歩行者用の横断陸橋を目指す。陸橋を過ぎてすぐのところにもう少し大きな屋根のバス停があり。バス停名は同じくHospital Sultan Aminahで、そこからT32番で終点はJB Sentral。それらの番号以外でもモスクの往復は可能な系統番号がある。

訪問:礼拝堂の開放時間は決まっているが、その時間内外共に異教徒・観光の見学者は礼拝堂内への立ち入りは不可。

撮影:外観は制限なし。


















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