Prizren, Kosovo : プリズレン・コソボ
プリズレンにモスクや時計塔などの建築物を残した貴族一家のMehmed Emin Pashaによって造られ1832年に完成した。歴史のあるモスクであるが、2014年に庭やモスクの外装と内装の修復があり、特に内部のブルーが基調の植物文様の装飾は美しく描かれている。トルコの機関からの援助があり、修復完成時の式典にはトルコの首都アンカラからのビデオリンクでエルドアン大統領も参加したという力の入れようだ。オスマン様式のモスクであるが、おそらくプリズレンで観光客が一番最初に訪れることが多いであろう
Sinan Pasha Mosqueに似ており、そのコピーとして建てられたとのことである。特に奥へ突き出したミフラーブの上部に半ドームが載った構造はまったく同じであり、描かれた絵も同じく太陽のモチーフに4本のミナレットのモスクが描かれていた。もし時間があれば見比べるのも面白いと思う。
ロケーション:プリズレン市内の中心部。市内のツーリストエリアであればどこからでも徒歩で訪問可能。
訪問:礼拝堂内への訪問は異教徒でも可能。特に断りはなし。礼拝時間以外は鍵をかけることが多いようだ。礼拝堂内部の訪問を希望するのであれば、礼拝時間を確認し、礼拝の終了を待って直後に入れてもらうほうがよい。
撮影:外観・内装ともに制限なし。ドーム直下まで撮影可能。