Sultan Abdul Samad Jamek Mosque

Kuala Lumpur, Malaysia : クアラルンプール・マレーシア 

Sultan Abdul Samad Jamek Mosque Kuala Lumpur, Malaysia

クアラルンプール市内の中心にあり、市の名前の語源になった二つの河の合流点に建つ。歴史的建築物としてもクアラルンプールのハイライトとして必ず紹介されている有名なモスクである。最近のマレーシアの観光スポットになるようなモスクらしい派手さはないのだが、周囲は英領マラヤ時代の建築が多く残る地域で訪れる価値は十分にある。1909年に建造され、クアラルンプールで最初の大型なモスクとも言われているのだが、比較的新しくも感じるのはおそらくクアラルンプール自体が英領時代に発展を遂げたからであろう。設計したイギリス人の名建築家であるArthur Benison Hubbackはムガール様式をベースにしたインド・サラセン様式にムーア様式を折衷させたデザインを取り入れることでも知られている。このモスクでも、玉葱型ドームの形状や3個のドームと両端の背の高い2本のミナレットとの構図がムガール調であったり、外壁にストライプ模様やアーチが馬蹄形のムーア調を組み合わせたりと、手の込んだデザインを見せている。レンガの色が薄くドームとミナレットがある真ん中の礼拝室のある建物が原型のモスクで、渡り廊下で繋がったレンガの色が濃い建物は増築部分となる。八角形のドームは植物文様の入った天井で塞がっているような状態でその内側を見ることはできなかった。ドーム台座に馬蹄形アーチをかたどった灯り取りの窓がはめ込まれていたり、ミフラーブも馬蹄形アーチ型をしているなど、内部も外装と同じような趣向のデザインを施されている。

ロケーション:マレーシア語でのこのモスクの略称であるMasjid Jamek駅の目の前で、市内繁華街にあるのでどこからでも容易にアクセスできる。ムルデカ広場からは徒歩で5分、Central Marketからは10分ほど。LRTで来る場合は、Kelana Jaya LineのMasjid Jamek駅は地下になり、Ampang Line/Sri Petaling Lineの2線は高架駅となり、同一区間を走るためプラットホームを共有している。

訪問:訪問はツーリストにも歓迎されており、規定の時間であれば入り口の事務所で記帳の上、礼拝堂内まで拝観可能。異教徒が歩くことができるのは柵で区切られた一部の区域のみではあるが、見学には十分である。

撮影:外観・内装ともに制限なし。ドームは構造的に見ることができないが、その天井部分は斜め下で撮影可能。

















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