Beruwala, Sri Lanka : ベルワラ・スリランカ
ベルワラはコロンボからゴールへ向かう途中にある小さな漁港の街で、その港に突き出した岬の小高い丘に真っ白なモスクが建っている。街には1024年ごろからムスリムの商人達が訪れており、このモスクもスリランカ国内最古のうちの一つとしても知られている。モスクを囲む左右のテラスからはインド洋と港をそれぞれ望め、訪れた昼過ぎは参拝客なのであろうか、地元の人々がピクニックを楽しんでおり、絶好の観光スポットになっているようだ。小さなモスクの周りにはあまりに多くの人々がいて写真を撮ることが難しい位であった。モスクのある丘を登る手前は小さなビーチになっており、ここにもたくさんの人が憩いのときを過ごしていた。周りの喧騒を忘れたようにモスクの中は静寂で、窓の向こうには海が広がっていた。礼拝堂は黄色く塗られた壁と白いシンプルなミフラーブ、独特な黄色と白色の市松模様のフラットな天井をもち、窓からの光で照らされていた。モスク内部のドームのある側の部屋は、イエメンから来た王子であるAsh-Shaikh Ashraff Waliullahがこの地に移り住み死を迎え、それを弔う霊廟になっている。モスクの門番に案内をされ、少しだけ覗かせてもらうことができた。
ロケーション:ベルワラの中心を走るメインストリートから1.5km、鉄道駅、バス停どちらからも徒歩20分ほど。ベルワラはコロンボとゴールのちょうど真ん中で特に有名なビーチもなく訪れることもあまりなさそうな漁港だが、コロンボから遠くはないので日帰りでも訪れることはできる。公共の交通機関で安くあげるのであれば都市間路線バスがあり、Colombo Centralターミナルから、ノンエアコンの02番路線バスでMathara行きに乗車して海沿いを2時間ほど走り、Beruwalaで下車した。
訪問:礼拝堂内まで訪問可能。門番に許可を申し出た。
撮影:外観・内装ともに制限なし。礼拝堂内部の霊廟の部屋は少しだけ見せてもらうことができた。霊廟の天井にあるドームは撮影せず、こちらから許可も求めず。