Nicosia, Cyprus : ニコシア・キプロス
Church of Saint Maryと呼ばれていたキリスト教会を転用したゴシック様式のモスクである。元の教会はオスマン帝国の侵攻で一部破壊されたが、帝国のララ・ムスタファ・パシャによって1571年にモスクとして改築されオスマン様式のミナレットを追加された。建物は教会時代そのままに60mほどもあるという奥行きを保っており、ミナレット側から望むと非常に長い建物に感じる。裏庭側にはフライング・バットレスと呼ばれる側廊の外壁の支えが残っていた。内装はほぼ白一色でアーチが連続して奥まで続いており、ここでも通常のモスクであまり感じることのない奥行き感を味わえる。
ロケーション:ニコシア城壁に囲まれた旧市街にある。観光客で賑わう旧市街中心を貫くLedra Stから徒歩10分ほどで着く。
訪問:礼拝堂内への訪問は異教徒でも可能。特に断りはなし。
撮影:外観・内装ともに制限なし。