Kuala Kangsar, Malaysia : クアラカンサー・マレーシア
マレーシア中部ペラ州の都市・イポーから少し離れた小さな街の丘の上に、マレーシアで一番美しいと形容されるモスクがある。クアラカンサーはペラ州のスルタンと呼ばれるイスラームの王が住む街で、モスクは当時のスルタンの命令によって建造され、1917年に完成した。回廊には馬蹄形のアーチを配し、ストライプに塗り分けられた4本のミナレット、そして金色の大ドームをもつ。クアラルンプール駅も手掛けたイギリスの建築家であるArthur Benison Hubbackの作品であり、ムーア様式とムガール様式のどちらをも感じる、これらとゴシック様式を融合したインド・サラセン様式デザインである。マレーシアのモスクの中でも一際モスクらしいデザインのモスクという印象だ。
ロケーション:クアラカンサーは山間の小さな町で近隣から訪れるのであればイポーの駅そばのバスターミナルから路線バスが出ている。モスクは町はずれの遠い丘にあり、街の中心に滞在していたので徒歩で訪れたが片道30分ほど歩くことになった。
訪問:建物内部へは立ち入らず。ただし、他WEBサイトで訪問の記事・画像を見た経緯があり、礼拝堂内までの訪問は可能のようだ。
撮影:外観は制限なし。