Cairo, Egypt : カイロ・エジプト
カイロ市内の小高い丘の城塞(シタデル)の中に建つ、ムハンマド・アリー朝の初代君主の名をもつモスク。当時の影響からオスマン様式で建設されており、茶色の壁にメインドームとそれに段のように支える半ドームの白さがエジプトでは珍しい。イスタンブールの建築家Yusuf Bushnakの設計にて1848年に完成。ドームのほか、先端の尖った82mの2本のミナレットや中庭など、トルコ・イスタンブールの
Sultan Ahmed Mosqueを模して造られたのがよくわかる。外装は主に石灰岩と、下層と前面に帯状の模様が入る方解石のタイルを使っており独特の色合いがある。礼拝堂内のドームから下がるシャンデリアとそれを囲むランプ群は圧巻だ。
ロケーション:カイロは非常に町が大きく、この城塞は市内の端にある。公共の交通機関が分からずタクシーで訪れた。城塞を降りると近辺は大きなモスクが多数ある地区である。
訪問:異教徒・外国人の訪問を歓迎しているが金曜日の礼拝時間の見学は不可。観光客が多数いる。敷地全体への入場に料金がかかる。
撮影:外観・内装ともに制限なし。ドーム直下まで撮影可能。