Sabah State Mosque

Kota Kinabalu, Malaysia : コタキナバル・マレーシア　

1975年に完成した、5,000人を収容する州立モスクである。グレーと金の六角形のハニカム状のモザイクに覆われたドームに、金色の小ドームを据えたどっしりとした16本の柱が6角形の礼拝堂を囲んでいる。鉛筆型のミナレットは約65mの高さで3段のバルコニーをもち、礼拝堂の内部から天井のガラスを突き抜けるように聳え立つ。重厚さが独特の設計はDato' Ar. Hj. Baharuddin Abu Kassim氏率いるマレーシアの建築事務所であるJurubina Bertiga Internationalによるものだ。彼らはこのモスク以外にもSultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque(ブルーモスク)やAn-Nur Jamek Mosqueなどの著名なモスクも手掛けている。ドーム内側は茶色に塗られ金のカリグラフィーが映える美しいデザインだ。

ロケーション：コタキナバル市内中心からは、やや遠い。地図を見ながらJalan Tunku Abdul Rahmanに沿って1.5km、30分ほど歩いた。コタキナバルの市街は細長いので、ツーリストエリアの端になるImago Shopping Mall付近の滞在であれば、それほど遠くはない。帰りはモスク側の歩道に市内方面のバス停があり、数人の客がいたので一緒に待っているとCentre Point Sabahへ戻るミニバスが来たのでそれに乗った。

訪問：異教徒でも可能。礼拝堂の1階で門番に許可を得て、一緒に上階の礼拝室へ上がった。ドームのある礼拝室直前まで立ち入り可能。柵はなく、ここまでと指示されただけであり見学に十分な場所はある。

撮影：外観・内装ともに制限なし。礼拝室の手前から内部の撮影はできるがメインのドームはやや離れて望むことになる。