Kobe, Japan : 神戸・日本
ターコイズに黒いストライプの入ったドームが映える日本最古のモスクである。古くから海外に開かれていた港街である神戸に、インド系ムスリムのFerozuddin、M.A.K Bochia両氏そのほか多数のインド・タタール・トルコ系信者達の尽力や寄付金により建造されたのは1935年のことだ。強固な構造により第2次世界大戦の爆撃でも焼失を免れ、その後の阪神大震災でも破壊を免れている。モスク入り口の受付にある当時の写真のうちの一つから、1945年の戦時の瓦礫の中でもその姿を失っておらず壮絶な歴史を経験して来たのがわかる。設計は当時日本に移住していたチェコの建築家であるJan Josef Švagr氏。このモスク以外にも同じ港街である横浜にも歴史建築を残している。
ロケーション:神戸市の中心となる三宮駅の北口から山側へ向かい坂を少し上がり徒歩10分。
訪問:礼拝堂内部まで見学可能。団体は事前に許可が必要だが、個人であれば受付で訪問を伝えるのみ。訪問当日は礼拝の時間になってしまっていたがお願いすると見学可能であった。
撮影:外観は制限なし。細い通りに面し、敷地いっぱいに建っているため電線や電信柱が視界に入ってしまう。礼拝堂内部の撮影は不可とのこと。今回は事務所の担当の方から理解と許可を頂けた。